HOME Ken & Mary's Second Life

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Ken&Maryの日曜名画座
K&Mセカンドライフ名画鑑賞録
毎日が日曜日KenとMaryのSecondLife
『一日一膳』 『一日一名画』 日曜名画座
ラスベガス万才   1963年(アメリカ) ★★★
ラスト・オブ・モヒカン  1992年(アメリカ) ★★★ 
主演:エルヴィス・プレスリー  アン・マーグレット 主演:ダニエル・デイ・ルイス
あらすじ あらすじ

ラッキー(エルヴィス・プレスリー)は自動車のレーサー。自分で設計した競争用の車体はでき上がったが、モーターを買い入れる金を稼ぐため、単身ラスベガスに来た。彼はグランプリ・ガレージでイタリアのスピード王マンチーニ伯(チェザーレ・ダノヴァ)と知り合った。伯はラッキーの腕を知っており、八百長で優勝を譲らないか、と誘ったが、勿論断った。ところがラスティ(アン・マーグレット)という美人が現れてから、レースなんかどうでもいいような気になった。それは伯とて同じだった。ラッキーは、彼女を夢中で口説いたが、そのため洋服のままプールにザブン、せっかく稼いだトラの子をなくしてしまった。エンジンどころか、ホテル代も払えない。早速彼の泊っていたホテルのボーイに早変り。だが、お陰で恒例の従業員タレント・コンテストに賞金を争う資格を得た。同じホテルで客の水泳コーチをして働くラスティもラッキーに好意を抱くようになった。コンテストの夜、ラッキーとラスティが勝ち残ったが、ラッキーがレースで優勝を獲得した。だが、賞金は現ナマではなかった。ラスティは彼を危険なレースに出したくなかった。だが、数時間前にエンジンを手に入れた。ラスティの父親が金を貸したのだ。言語を絶する荒っぽいレース、ラッキーは危険を冒してついに優勝、ラスティをもその胸に抱いた。

1757年、独立前夜のアメリカ東部。コーラ(マデリーン・ストウ)は妹アリス(ジョディ・メイ)と共に、英軍を率いる父、マンロー大佐(モーリス・ローヴス)に会うため、植民地争いの最前線へと向かっていた。護衛隊を指揮するヘイワード少佐(スティーヴン・ワディンソン)に求婚されていたが、答えを出せずにいる。突然仏軍側のインディアン、マンロー大佐の軍に妻子を殺されたマグア(ウェス・ステューディ)率いるヒューロン族が一行を襲った。コーラに銃口が向けられた時、モヒカン族の酋長チンガチェック(ラッセル・ミーンズ)と2人の息子、ウンカス(エリック・シュウェイグ)とホークアイ(ダニエル・デイ=ルイス)が現れ彼女を救った。ホークアイは、イギリス人開拓者の孤児だった。彼らは大佐の待つ砦に一行を案内する。コーラとホークアイは愛し合うようになっていた。だが、嫉妬にかられたヘイワードがホークアイを反逆罪で捕え、牢に入れてしまう。仏軍の猛攻の前に、やむなく降伏したマンロー大佐らは砦を出るが、そこへまたヒューロン族が襲いかかった。混乱の中コーラを救うホークアイ。酋長とウンカスも駆け付けアリスを救い出すが、大佐は命を落とす。逃避行の中で、ウンカスとアリスの間にも愛が芽生えていた。一行は激流を下るが、ホークアイは、コーラにヘイワードと共に別行動をすすめ、説き伏せると、目もくらむ高さの滝を飛び降りていった。しかしコーラとアリスはヒューロン族に捕らえられてしまう。ホークアイはヘイワードを通訳にしてヒューロン族の酋長に2人を助けてほしいとかけ合うが、酋長は、コーラを八つ裂きの刑にして、アリスはマグアと結婚させると宣言、コーラの身代りに自分を殺せというホークアイの言葉を、ヘイワードは、自分をと言い換え、コーラの代わりに処刑される。コーラとホークアイは釈放されるが、ウンカスが単身アリスを助けに乗り込み、殺される。アリスも投身自殺し、激怒したチンガチエックは、一族と共に戦い、マグアを倒した。最後のモヒカン族はお前だ、とチンガチエックに言われたホークアイは、コーラと結ばれ、新しい時代に向かって歩み出すのだった。



ラストエンペラー  1987年(イタリア・中国) ★★★★  ラストサムライ  2003年(アメリカ) ★★★
主演:ジョン・ローン 主演:トム・クルーズ  渡辺謙
あらすじ あらすじ
1950年、ハルビン駅では次々と中国人戦犯たちが送りこまれていった。800人を越えるその人の中には“清朝最後の皇帝”−−愛新覚羅溥儀(ジョン・ローン)の顔もあった。彼は人目を避けてトイレに入り手首を切った。様ざまな過去が彼の脳裏をよぎった−−まだ何もわからぬ幼少(リチャード・ヴゥ)の頃、光緒帝は帰らぬ人となり、実質的支配者だった西太后(リサ・ルー)は、溥儀を紫禁城に迎え、皇帝にと考える。紫禁城での生活は、外へ出ることは禁じられ、心の支えは乳母(イエード・ゴー)だけだった。7年後、溥儀(タイジャ・ツゥウ)は、中国全土に革命の嵐が吹き荒れる中で、孤独だった。そんな頃、家庭教師としてやって来たレジナルド・ジョンストン(ピーター・オトゥール)から数学やテニスなど西洋の文化を学ぶ。やがて15歳になった溥儀(ワン・タオ)は17歳の婉容(ジョアン・チェン)を皇后に、12歳の文繍を第二の妃に迎えた。1924年、中華民国の軍人である馮玉祥のクーデターで、溥儀は紫禁城を追われ、ジョンストンが、婉容、文繍(ウー・ジュン・メイ)、女官らと共に英国大使館に保護することになる。一方、戦犯管理所センターでは、罪の告白が続く。溥儀は、日本の甘粕大尉(坂本龍一)との日々を思い出していた。天津の租界地でプレイボーイの生活を楽しんでいるころ、蒋介石率いる国民党が上海を攻略。溥儀の身を案じた甘粕は、日本公使館へ逃亡するように指示する。民主主義に日覚めた文繍は離婚を申し出、溥儀の元を去り、かわりに日本のスパイであり婉容の従姉のイースタン・ジュエル(マギー・ハン)がやってきた。やがて友人のジョンストンも帰国したが、1932年、全世界の非難にも関らず溥儀は“傀儡政府”である満州国の執権になり、2年後皇帝となった。溥儀が東京を訪問中、婉容が運転手チャン(ケリー・ヒロユキ・タガワ)と誤ちを犯し身寵ってしまう。チャンは射殺され、子供が秘かに始末される。1937年、南京大虐殺。主要都市を制圧した日本軍だが1945年、ソ連軍が宣戦布告。同年、8月15日、日本は無条件降伏を宣言、玉音放送を聞きながら、甘粕はピストル自決を遂げ、日本へ脱出しようとした満州国皇帝は、長春の空港でソ連軍の捕虜となった。1959年、10年の収容所生活を経て、溥儀は特赦される。一市民となった溥儀は、一転して生まれ変わったのだ。庭師になって北京で暮らしはじめた溥儀は、あの紫禁城を訪れる。

明治維新の1870年代。西洋式の戦術を日本政府軍に教えるため、南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン(トム・クルーズ)が来日する。だが彼はアメリカ政府のやり方に失望、また自分が果たしたインディアン討伐を悔いており、魂を失っていた。一方、武士の勝元盛次(渡辺謙)も、近代化の波により、自分の信じる武士道が崩壊しかけていることを感じていた。勝元や彼の妹たか(小雪)らと共に武家で生活することになったオールグレンは、外国文化を嫌う武士の氏尾(真田広之)らと対立しつつも、武士道に惹かれ、やがて侍たちとの絆を深めていく。そして侍たちが、政府軍を相手にした最後の戦いに臨む時、オールグレンもそこに参加。侍たちの反乱軍は圧倒的な数の政府軍に対し善戦するものの、結局は壊滅させられる。戦いの中で倒れた勝元は、名誉の死を望み、オールグレンに腹を刺してもらい息絶えた。そして生き残ったオールグレンは、亡き勝元の刀を明治天皇(中村七之助)の下に届けるのだった。









 ライムライト 1952年(アメリカ) ★★★  ラブソングができるまで  2007年(アメリカ) ★
監督: チャールズ・チャップリン. 出演: チャールズ・チャップリン, クレア・ブルーム, 主演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア
あらすじ あらすじ

第一次大戦前、ロンドンでの物語である。カルヴェロ(チャールズ・チャップリン)はミュージック・ホールの道化師で、かつてはイギリス最大の芸風を謳われたが、中年をすぎた今はすっかり落ちぶれてしまった。ある日、彼が酔ってアパートに帰ってみると、美しい女が自殺を企てて意識不明になって倒れていた。カルヴェロは大急ぎで医者を呼び彼女を手当てしたので幸い息を吹きかえした。彼はその女がすっかり回復するまで自室におくことにした。女はテリー(クレア・ブルーム)というバレエの踊り子で、自分の芸術に見限りをつけてしまったのだ。彼女はもう踊ることも歩くことも出来ないといい、生きる希望を全く失っていた。カルヴェロは彼女を励まし、生きるために闘わなければいけないと力説した。しかしカルヴェロが舞台にカムバックしようとして失敗したとき、テリーは再び歩くことが出来るようになり、かえってカルヴェロの失敗をはげますのだった。テリーは有名なエンパイア劇場にバレエ・ダンサーの職を得た。そして半年もたたぬうちに座主と監督に認められて、新作バレエの第一ダンサーになることが出来た。そのバレエは若い作曲家ネヴィル(シドニー・チャップリン)の作で、バレエもテリーも大好評を博した。ネヴィルはテリーに全く惚れ込んでしまったが、彼女は完全にカルヴェロに傾倒しており、彼に愛を打明けて結婚しようといいだした。しかし、カルヴェロは2人の齢の差や、自分が下り坂であるのにテリーはいまこそ順境にあることを説いて、2人の結婚など馬鹿げたことだといい、彼女のもとを離れて辻音楽師に落ちぶれて行った。テリーは欧州興行の旅にのぼり各地で絶賛を博した。その間に世界大戦が起こりネヴィルは出征した。テリーとネヴィルが再びロンドンに帰ってから、2人は会う瀬を重ねたが、やはりテリーにはカルヴェロが忘れられなかった。ある日テリーは街路でカルヴェロに会い、むかしの恩人を救おうと彼をエンパイア劇場の舞台に立てるように取り計らってやった。再生の舞台でカルヴェロは昔通りの珍芸を見せた。それは彼のこの世における最後の努力だった。彼は熱演のあまり舞台からころげ落ち致命傷を負って舞台の袖に運ばれた。そして何も知らぬテリーが華やかな脚光を浴びて踊りまくると舞台をみとりつつ息を引きとった。

1980年代に爆発的な人気を誇ったバンドのボーカルだったアレックス(ヒュー・グラント)。今ではすっかり落ちぶれ、80年代を懐かしむ小さなイベントに時折お呼びがかかるものの、ジリ貧状態。そんなアレックスにカムバックのビッグチャンスが訪れた。当代きってのカリスマ歌姫、コーラから新曲を提供して欲しいというオファーがあったのだ。コンサートが二週間後に迫ってるため、曲作りにかけられる時間は僅かしかない。厳しい条件にしり込みしながらも曲作りにチャレンジするアレックス。一流作詞家と共同作業をするがどうもウマが合わない。そんな時、アレックスのアパートに鉢植えの世話に来ていたアルバイト女性がつぶやいたフレーズがアレックスの心を捉えた。彼女の名前はソフィー(ドリュー・バリモア)。元々彼女は有望な作家の卵だったにもかかわらず、失恋の痛手から今は書くことをいっさいやめてしまっていた。彼女の元カレは有名作家だったが、その彼に婚約者がいたことが判ってしまったのだ。更には彼が書いた小説の内容が、ソフィーをいたく傷つけた。それ以来何も書けなくなってしまったソフィーは、一緒にラブソングを作って欲しいというアレックスの頼みを断固拒否。しかし、どうしても諦めきれないアレックスは、自分のバンドのファンだったと言うソフィーの姉も巻き込んで懸命に説得、ようやく彼女の心を動かすことに成功する。期限まではあと三日。波乱だらけのラブソング作りはまだ始まったばかり……。



 ラ・マルセイエーズ  1938年(フランス)★ ラルジャン 1983年(フランス) ★
出演:ピエール・ルノワール ルイ・ジューヴェ リーズ・ドラマール    主演:クリスチャン・パティ カロリーヌ・ラング マルク・エルネスト・フルノー   
あらすじ あらすじ
フランス、ルイ16世(ピエール・レノワール)治下、貴族たちは市民たちによるバスティーユ牢獄襲撃の突然の報告に慌てふためくが、それが自分たちの今の生活を揺るがす革命に発展するとはまだ信じられず、相変わらず舞踏会に興じていた。しかし民衆の怒りは高まっていた。彼らを強い絆でつないでいたのはラ・マルセイエーズの歌であった。王宮ではマリー・アントワネット(リーズ・ドラマール)をはじめ、まだオーストリアやプロシアの力が自分たちを完璧に守ってくれると信じていた。しかし民衆の力は日を追ってふくれあがり、やがて無数の鐘の音とともに王宮を囲んだ。王や王妃は、難を逃れて議会に入った。近衛兵の中にも革命派に加わるものが多かったが、スイスからの部隊は激しく戦った。やがて、王宮は民衆のものとなった。しかし、この革命を成功させては自分たちに影響が出ると、プロシアは大軍を押し寄せつつパリへと攻め込んで来る。民衆たちは銃を手にとって死を覚悟でプロシアの大軍の前へ進んでいった。彼らはようやく自由を手に入れようとしていた。 現代のパリ。高校生のノルベール(マルク・エルネスト・フルノー)は、父親にお金をもらおうとして断られ、借金を返せなくなり、クラスメートのマルシアル(ブリューノ・ラペール)に相談。彼はノルベールに一枚の500フラン札を渡すがそれはニセ札で、写真機店で安い額縁を買い女主人(ベアトリス・タブーラン)からツリを貰う。後にニセ札だと気づいた主人(ディディエ・ボーシイ)は妻をなじったが、ガソリンの集金に来た若い店員イヴォン(クリスチャン・パティ)に黙って支払った。それをカフェの昼食代に使おうとしたイヴォンは、カフェの店主と争って警察に通告された。イヴォンは刑事とともに写真機店に行き、潔白を証明しようとするが、主人はイヴォンの顔に見おぼえがないという。幼い娘と妻エリーズ(カロリーヌ・ラング)がいながら、獄中につながれるイヴォンは、店の若い店員リュシアン(ヴァンサン・リステルッチ)の偽証で、有罪になってしまう。リュシアンに金で感謝する店主。執行猶予となり失職したイヴォンは、銀行強盗に加わり再び逮捕され、3年の宣告で獄に入れられてしまう。出獄したら出直すと語るイヴォンにエリーズは黙って去ってゆく。一方、リュシアンは写真機店をはじめ次々と強盗を重ねていた。エリーズからの手紙で娘の病死を知るイヴォン。妻も去り自殺を計るイヴォン。そのころリュシアンが逮捕されイヴォンと同じ刑務所に入ってくるが、やがて脱獄する。刑務所を出たイヴォンは、世の中に復讐を誓い、夜泊ったホテルの主人と妻を殺し金を奪った。町でふと目のあった老婦人(シルヴィー・ヴァン・デン・エルセン)の後をつけ、婦人の世話をうけるイヴォン。殺人を告白するイヴォンに驚きの表情一つ見せない婦人。彼女は家族の面倒を一手に引き受け一人で働いている。夜、一家を次々に惨殺したイヴォンは、斧を手に婦人の室に入った。「金はどこに?」−−斧がふりあげられる。彼はカフェに居あわせた警察官達にホテルの殺人と今までの犯行を自白するのだった。



 ラストソング 2010年 (アメリカ) ★  ラスとシャンスハーヴェイ(新しい人生のはじめ方)2008年アメリカ ★★
出演: マイリー・サイラス リアム・ヘムズワース ボビー・コールマン   主演:ダスティン・ホフマン エマ・トンプソン アイリーン・アトキンズ
第66回ゴールデングローブ賞主演女優賞  
あらすじ あらすじ
ニューヨークの女子学生ロニー(マイリー・サイラス)は、母と離婚した父スティーブ(グレッグ・キニア)と夏休みを過ごすため、弟とともに小さな海辺の町を訪れる。かつては音楽好きの親子として、ピアノの前で一緒に楽しい時間を過ごした元ピアニストの父と娘。だが、離婚によって関係がギクシャクしていた2人の久しぶりの再会は、ぎこちないものだった。娘との関係修復を図ろうとするスティーブだったが、その意図に反してロニーはコテージに居づらさを覚える。その一方で彼女は、海岸で知り合った青年ウィル(リアム・ヘムズワース)と次第に親しくなってゆく。それが初めての恋だと気付く頃、ロニーは父が隠していた秘密を知る。父と一緒に過ごすことができるのは、この夏が最後だったのだ……。 CM音楽家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は、離婚後、ニューヨークで気ままな1人暮らし。そんなある週末、イギリスで働く一人娘の結婚式でロンドンを訪れることになる。だが、宿泊先のホテルが最悪な上にトラブルで仕事は完全に干され、その挙句、娘は義理の父とバージンロードを歩くと言い出す始末。社会人としても父親としても人から必要とされていないと思い込み、絶望的な気持ちでヒースロー空港のバーでヤケ酒をあおるハーヴェイ。一方、空港の統計局で働くケイト(エマ・トンプソン)は、婚期を逃した40代。独身の彼女を心配して、周囲も良い相手を紹介しようとするが、いつも楽しい場の雰囲気に馴染めず孤立してしまう。過干渉な老いた母親マギー(アイリーン・アトキンス)を抱え、未来に期待することもなく、諦めて楽に生きる道を選んだケイト。そんな2人が偶然にも空港で出会い、ロンドンの街で一緒に過ごすことになる。人生の折り返し地点を過ぎた男女が、ともに過ごす中で見つけ出すものとは……?



 ラッシュライフ 1993年(アメリカ)★ ラウンドミッドナイト 1986年(アメリカ) ★★
出演:ジェフ・コールドブラム フォレスト・ウィッテカー キャシー・ベイカー   主演:デクスター・ゴードン フランソワ・クリュゼ マーティン・スコセッシ
アカデミー作曲賞受賞
あらすじ あらすじ
脳腫瘍に侵されたミュージシャンと、彼を見守る同じジャズマンの男同士の友情を描いた感動ドラマ。トランペット奏者のバディ(ウィッテカー)とサックス奏者のアル(ゴールドブラム)は古い付き合いのどこへでも行くミュージシャンで、お互いの仕事を世話し合うほどの仲のよい男達だった。しかしバディが体の不調を訴え、検査の結果、脳腫瘍であることが判り、残り数か月の命だと言う。落ち込むバディをなんとか励まそうとするアルはとある事を彼と話し合い、準備を始めるのだった。二人の友情を深く--とまでは行かないものの、ミュージシャンの持つ雰囲気を生かした心暖まるストーリー。自らもジャズマンだった、近年のイーストウッドの映画音楽を担当しているニーハウスの音楽。そして演奏シーンと、なかなかジャズ・ファンを魅了してくれる作品である。ただし、ウィティカーもゴールドブラムも、実際に演奏していないのが“モロバレ状態”というのはお粗末。




50年代末のパリを舞台に、伝説のジャズ・ミュージシャンと彼の音楽を愛するフランス人の、音楽で結ばれた熱い友情を描いた、実話をベースにした人間ドラマ。主人公のモデルは“天才”と呼ばれたジャズ・ピアニスト、バド・パウエル。
 ニューヨークから初老のサックス奏者デイル・ターナー(ゴードン)がパリのジャズ・クラブ“ブルーノート”にやってくる。今や酒に溺れる生活を送る彼だったが、その演奏は健在で、仲間達と毎晩素晴らしいステージを展開して行く。そんなある夜、デイルは彼の古くからのファンで、クラブに入る金もない貧しいグラフィック・デザイナー、フランシス(クリュゼ)と出会って意気投合し、翌日から彼を伴ってクラブに行くようになる。しかしデイルは仲間から止められている酒をしばしば飲んでは病院の御厄介になるようになり、彼の身を案じたフランシスは別れた妻から借金までしてデイルを献身的に守って行くのだった。そんなフランシスの姿に改心したデイルは身も心も完全復帰を果たし、ニューヨークでの活動を再開するため帰国することを決める。しかし帰国した彼を待っていたものは、荒廃した町並みに潜む“麻薬”と言う悪魔だった。
 流れるようなカメラ・ワーク、数々のスタンダード・ナンバーを奏でるライブ・シーンと豪華な演奏者(ビリー・ヒギンズ、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズ、フレディ・ハーバード等)。そして“ブルーノート”やパリの下町を見事に再現した素晴らしいセットと、その絶妙な雰囲気の中で展開される、ジャズを通した心温まる日常生活の交流をゆったりとしたペースで描いた実に気持ちのいい作品。しかし何と言っても本作の成功のカギを握ったD・ゴードンの起用は、どんな名優によっても醸し出す事が出来ないであろう、ミュージシャン特有の雰囲気を一番に考えた監督の思い通りの結果を生み、本物のジャズ・マンであり映画初出演にしてアカデミーにノミネートさせた程のその存在感は“渋い!”の一言に尽きる(殆ど“地”のままと言う声もあるが)。スコセッシ監督一人の登場で“ニューヨーク”を表現した演出も見事。尚、豪華ミュージシャンの一人として出演し、音楽も担当したH・ハンコックは本作でアカデミー作曲賞受賞している。



 ラスト・ショー1971年(アメリカ)★ ライラの冒険 黄金の羅針盤 2007年(アメリカ) ★
出演:ティモシー・ボトムズ ジェフ・ブリッジス シビル・シェパード
アカデミー賞助演男優賞、助演女優賞を受賞。
主演:ニコール・キッドマン ダコタ・ブルー・リチャーズ サム・エリオット   
あらすじ あらすじ
1951年、テキサスの小さな町アナリーンのたったひとつの映画館では「花嫁の父」を上映していた。高校生のソニー(ティモシー・ボトムズ)と親友デュアン(ジェフ・ブリッジス)にとって、ロイヤル映画館は唯一のデートの場所だった。ソニーはガールフレンドのシャーリーンとつきあい始めて1年目を迎えたが、最後のところで逃げてしまう彼女に不満を持っていた。デュアンとジェイシー(シビル・シェパード)も恋人同士だったが、町一番の美人といわれるジェイシーにとってデュアンはどこか物足りない相手だった。ある日、フットボールのコーチに、彼の妻ルース(クロリス・リーチマン)を、病院まで送り迎えするように頼まれたソニーは、ルースの心の優しさに惹かれた。そしてクリスマス・パーティーで初めて口づけを交わしてしまう。ジェイシーもまたデュアンと共にパーティーにでかけてきたが、友だちが〈素っ裸の水泳パーティー〉を楽しんでいると聞いて、デュアンを放り出し、その方に行ってしまう。その頃、ソニーもルースとベッドを共にしていた。夫に無視され続けてきたルースは、少女のように恋に燃えていた。一方、ソニーは父親以上に尊敬しているサム(ベン・ションソン)と、弟のように可愛がっているビリー(サム・ボトムズ)と一緒に湖畔で釣りを楽しみながら、サムの昔話に耳を傾けていた。サムはこの小さな町で映画館とビリヤード場とスナックを経営する中年男だった。失われたアメリカの開拓時代の夢の名残りを思わせるこの男に、ソニーばかりか、町中の男の子が憧れていた。サムは、少年たちの夢のヒーロー、カウボーイだったのだから……。サムはソニーに、昔、彼が経験した悲しい恋の物語と、移り変わっていく自分たちの町の話を聞かせたのだった。それから数日後、小型トラックでメキシコまででかけたソニーとデュアンが町に帰ってきたとき、サムの死が知らされた。ソニーとデュアンの友情に亀裂が生じたのは、それからしばらくしてだった。デュアンは、処女を捧げるというジェイシーと結ばれたが、彼女はそのことによって徹底的にデュアンを嫌いになってしまい、更にその上、ソニーとジェイシーがお互いに好意を持ち始めてしまったのだ。ソニーとデュアンはなぐり合いをして、血だらけになったソニーは入院した。傷のいえたソニーはジェイシーから求婚され、かけおちしようとハイウェイをとばしたが、パトカーに捕まってしまい、ジェイシーの気が変わってしまった。ソニーは彼女の求婚が気まぐれにすぎなかったことを知った。2人を引き取りにきたジェイシーの母ルイス(エレン・バースティン)と言葉を交すうちに、ソニーは、彼女と亡きサムの若き日の愛の世界を垣間見るのだった。デュアンは町を出る決心をした。朝鮮戦争へ出征するという彼とソニーは一緒にロイヤル劇場の閉館上映を見にでかけた。デュアンをバス停留所で見送ったソニーがビリヤード場に戻ったとき、ビリーが路上でひき殺されていた。悲しみにくれたソニーが行き着いたのはルースの所だった。彼女は自分を棄てたソニーに向かって怒りを投げつけたが、その怒りの声はいつしか泣き声に変わり、彼女の手は静かにソニーの手の上に置かれていた。1952年ロイヤル劇場が閉館の夜に上映したのは「赤い河」だった……。 この世には無数のパラレルワールドが存在する。その中の一つに動物の姿をした守護霊“ダイモン”を連れて人々が暮らしている世界があった。幼い頃に両親を亡くしたライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、オックスフォード大学のジョーダン学寮で育てられていた。唯一の身内である叔父のアスリエル卿(ダニエル・クレイグ)は探検家であり、滅多に顔を合わせる機会がない。ライラはパンタダイモンと共に、親友ロジャーと遊び回る日々を過ごしていた。街では、子供たちが連続して誘拐される事件が頻繁に起こり、それは誘拐団ゴブラーによる犯行と噂されていた。ある日、上流社会で絶大な権力を持つコールター夫人(ニコール・キッドマン)がライラを引き取りたいと申し出る。その旅立ちの日、学寮長がライラに渡したのは黄金の羅針盤だった。そして、ロジャーが姿を消す…。新たな生活を始めるライラだが、コールター夫人の書斎で見つけたのは子供たちの誘拐リストであり、そこにはロジャーの名前もあった。実はコールター夫人こそが、ゴブラーの首謀者だったのだ。ロジャーを救いたいと願った時、羅針盤が動きだしてライラの中で何かが目覚める。ライラこそ、この世界の謎を解くことができる【運命の子】だったのだ。鎧熊族の王であるイオレクや魔女族の女王セラフィナ(エヴァ・グリーン)の力を借りて、ライラは誘拐された子供たちを集めた北国の収容所へとたどりつく。そこでは、子供たちのダイモンを集めての研究が進められていた。ダイモンこそが、この世界の謎を解くためのもうひとつの手がかりだったのだ。コールター夫人が支配する収容所を破壊するライラ。そしてライラは、コールター夫人が自分の母であるという衝撃の事実を知る。ライラの冒険は、まだ始まったばかりだった……。







 ライフ・オブ・パイ 2012年(アメリカ)★  ラスト・バニッシャー 2020年(アメリカ) ★
出演:スラージ・シャルマ イルファン・カーン ジェラール・ドパルデュー 主演: ニコラス・ケイジ  ベンジャミン・ブラット  ノア・ル・グロー  
あらすじ あらすじ
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、カナダ・モントリオールに移り住むことになる。16歳の少年パイ(スラージ・シャルマ)と両親、そして多くの動物たちは貨物船に乗り込むが、太平洋上を航行中、嵐に見舞われて船は沈没してしまう。ただ一人パイは救命ボートに逃れて一命を取り留めるものの、そのボートにはリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラが身を潜めていた。わずかな非常食で飢えをしのぎ、家族を亡くした悲しみと孤独にも耐えるパイ。そんなパイと一頭のトラとの227日間にも及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった……。 ニコラス・ケイジ主演によるリベンジアクション。ボスの身代わりとなって殺人罪で服役し、19年ぶりに釈放されたフランク。これまで一緒に過ごせなかったひとり息子ジョーイとの家族の時間を埋め合わせるべく、穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、致死性の不眠症で余命わずかと診断されたフランクは、自分の命が尽きるまでに、服役中に大切な人の命を奪った裏切り者たちを制裁することを決意する。



 ラスト・パレット 2019年(フランス・ウクライナ・ベルギー) ★★★   ライドライクアガール 2019年(オーストラリア)★
出演:ジャン・レノ  サラ・リンド  ジョー・アンダーソン    主演:テリーサ・パーマー  サム・ニール サリヴァン・ステイプルトン
あらすじ あらすじ
殺し屋のヘンリーは、厳重な警備が敷かれている中、大富豪のケスラーを苦労することなく始末する。報酬さえ手にすれば依頼者が誰でもいいと考えるすご腕の彼は、山小屋で一人静かに暮らしていた。ある日彼は、森で倒れている女性を発見し、不審に思いながら彼女を介抱する。やがてケスラー殺害犯を追う警察や、女を狙う謎の男たちが近づいてくる。 オーストラリア競馬最高の栄誉とされるメルボルンカップで女性騎手として初めての栄冠を手にしたミシェル・ペインの半生を映画化。10人きょうだいの末娘として生まれたミシェル・ペインは、生後間もないころに交通事故で母が他界したが、父や多くの兄たちに囲まれて健やかに成長する。ペイン家は調教師の父をはじめ、兄たちのほとんどが騎手という競馬一家で、ミシェルも思春期にあたる頃には騎手になることを願うようになる。やがて華々しいデビューを飾るミシェルだったが、落馬によって騎手生命を左右するような大ケガを負う。それでもミシェルは、亡き母と家族の思いを胸に、女性騎手では勝てないとされてきた競馬界の「聖杯」に挑む。



 年() ★★    ★
出演:    主演:
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羅生門 1950年(昭和25年) ★★★★★  ラジオの時間  1997年(平成9年) ★★★
監督黒澤明  主演:三船敏郎 ヴェネツィア映画祭金獅子賞 主演:唐沢寿明  鈴木京香
あらすじ あらすじ

平安時代のとある薮の中。盗賊、多襄丸が昼寝をしていると、侍夫婦が通りかかった。妻に目を付けた多襄丸は、夫をだまして縛り上げ、夫の目の前で妻を強姦する。しばらく後、現場には夫の死体が残され、妻と盗賊の姿はなかった。 −−物語は、この殺人事件をめぐり、目撃者の杣売(志村喬)と旅法師(千秋実)、捕らえられた盗賊(三船敏郎)と侍の妻(京マチ子)、それに巫女により呼び出された、死んだ侍の霊の証言により構成される。ところが事件の顛末は、証言者によってくい違い、結局どれが真実なのかわからない。盗賊によると、女がどちらか生き残った方に付いていくと言うので夫と対決し、彼を倒したが女は消えていたと言い、妻は妻で、盗賊に身を任せた自分に対する夫の蔑みの目に絶えられず、錯乱して自分を殺してくれと短刀を夫に差し出したが、気が付いたら短刀は夫の胸に突き刺さっていたと告白。そして夫の霊は、妻が盗賊に、彼に付いていく代わりに夫を殺してくれと頼むのを聞いて絶望し、自分で自分の胸に短刀を刺したが、意識が薄れていく中で誰かが胸から短刀を引き抜くのを感じながら、息絶えたと語った。 役所での審問の後、羅生門の下で雨宿りをしている杣売と旅法師は、同じく雨宿りをしていた下人(上田吉二郎)に事件について語る。下人は、短刀を盗んだのは杣売だろうとなじり、羅生門に捨てられていた赤ん坊の衣服を剥ぎ取ると行ってしまった。呆然とたたずむ杣売と法師。杣売は、赤ん坊を引き取って育てるという。法師が彼の行為に一縷の希望を見出し、映画は終わる。



“ラジオ弁天”のスタジオでは、まもなく始まるラジオ・ドラマ『運命の女』の生放送のためのリハーサルが行われている。初めて書いたシナリオが採用され、この作品によって脚本家としてデビューすることになった主婦の鈴木みやこは、緊張しながらリハを見守っていた。全てのチェックが済み、あとはいよいよ本番を待つばかりとなったが、直前になって主演女優の千本のっこが自分の役名が気に入らないと言い始める。プロデューサーの牛島はその場を丸く納めようとして、要求通り役名を“メアリー・ジェーン”に変更した。しかし、そんなのっこに腹を立てた相手役の浜村は、自分の役名も外国人にしてほしいと言い出し、熱海を舞台にしたメロドラマのはずだった台本は、ニューヨークに設定を変更させられる。みやこはいろいろ辻褄の合わなくなってきた台本を短時間で書き直すことになるが、素人の彼女にそんな器用なことはできず、牛島はまたも急場しのぎに放送作家のバッキーにホン直しを依頼した。しかし、ドラマの内容を把握していない彼によって、物語はさらにおかしな方向へ向かい、本番開始直前にミキサー・辰巳の一言で舞台はまたまたシカゴに変更される。さらに浜村が自分の役柄をパイロットだと勝手に言ってしまったことで、物語は辻褄合わせのためにますますおかしくなっていった。ディレクターの工藤を筆頭に、スタッフたちは次々にやってくる障害を、行き当たりばったりのその場しのぎで乗り越えていくが、あまりに勝手な台本の変更の連続にみやこは怒りを爆発させ、CM中にブースに立てこもると「ホンの通りにやって下さい!」と叫ぶ。しかし、そんな抗議も虚しく、ドラマはのっこのわがままのせいで、みやこの思いとは全く正反対のエンディングを迎えようとしていた。みやこの純粋さに感じるところのあった工藤は、結末だけでも彼女の思い通りにさせてやろうと牛島に抗議するが、ドラマを無事に終わらせることで精一杯の牛島は、工藤をスタジオから追いだして辰巳に演出を任せる。工藤はスタジオの外から極秘の回線でブース内と連絡を取り、みやこやのっこ以外の出演者、ADの大田黒らの協力で、ドラマを当初のエンディングに導いた。こうして生放送はともかく終了し、みやこを含めた全てのスタッフと俳優たちの顔には、仕事の充足感が満ち溢れる。




 乱  1985年(昭和60年)  ★★★★    ランドリー2002年(平成14年) ★★★
監督黒澤明 主演:仲代達矢  アカデミー衣裳デザイン賞受賞 主演:窪塚洋介 小雪 内藤剛志  
あらすじ あらすじ
過酷な戦国時代を生き抜いてきた猛将一文字秀虎は七十歳を迎え、家督を三人の息子に譲る決心をした。「一本の矢は折れるが、三本束ねると折れぬ」と秀虎は、長男太郎は家督と一の城を、次郎は二の城を、三郎は三の城をそれぞれ守り協力し合うように命じ、自分は三つの城の客人となって余生を過ごしたいと告げた。隣国の領主藤巻と綾部もこれには驚いた。しかし、末男三郎は三本の矢を自分の膝に当てて無理矢理へし折り、父秀虎の甘さをいさめた。秀虎は激怒し、三郎と重臣の平山丹後の二人を追放した。藤巻はその三郎の気性が気に入り、藤巻家の婿として迎え入れることにした。一方、太郎の正室楓の方は、秀虎が大殿の名目と格式を持っていることに不満を抱き、太郎をそそのかして親子を対立させた。実は楓の方は親兄弟を秀虎に滅ぼされた上、一の城もとりあげられているという過去をもっていた。太郎の態度に怒った秀虎は一の城を飛び出して二の城へ向かったが、二の城の次郎とその重臣、鉄、白根、長沼の野望は一の城を手中にすることにあったため、秀虎は失意のうちに三の城へ向かわざるを得なかった。だがここにも悲劇は待ちうけていた。太郎と次郎が軍勢を率いて秀虎を攻めてきたのだ。三の城は陥落、秀虎の郎党、侍女たちは全員討死し、太郎も鉄の鉄砲に狙い撃たれて死んだ。秀虎はこの生き地獄を目の当りにして自害しようとしたが太刀が折れて果たせず、発狂寸前のまま野をさまよい歩く。夫の死を知らされた楓の方は一の城に入った次郎を誘惑、正室の末の方を殺して自分を正室にするよう懇願した。その頃、藤巻の婿になった三郎のもとに、秀虎と道化の狂阿彌が行くあてもなくなっているという知らせが丹後から届いた。三郎は即座に軍を率いて秀虎救出に向かい次郎軍と対峙した。それを見守る藤巻軍と、あわよくば漁夫の利を得ようとす綾部軍。三郎は陣を侍大将の畠山にまかせ、丹後、狂阿彌と共に父を探しに梓野に向かった。果たして秀虎はいた。心から打ちとけあう秀虎と三郎。が、その時一発の銃弾が、三郎の命を奪い、秀虎もあまりのことに泣き狂い、やがて息絶えた。そして一の城は綾部軍に攻め込まれ、落城寸前だった。一文字家を滅ぼしたのは楓の企みだったとして、鉄は楓を一刀のもとに斬り殺した。梓野では、秀虎と三郎の死体を運ぶ行列が続き、彼方には以前秀虎が滅した末の方の生家梓城の石垣だけが見えている。その石垣の上には以前秀虎に命と引きかえに両眼をつぶされた末の弟の鶴丸の姿があった。

頭に傷のある20歳のテルの仕事は、祖母が営むコインランドリーで洗濯物が盗まれないように見張ること。ある日、かつて男に裏切られ心に傷を負った水絵と言う女性が、ランドリーに洗濯物を忘れたまま故郷へ帰ってしまった。ランドリーが閉鎖されることになり居場所を失ったテルは、その洗濯物を彼女に届けるべく旅に出る。道中、親切なサリーの案内で水絵の元に辿り着くことが出来たテル。そんな彼の優しさに触れ、心癒されていく水絵。やがて、ふたりはサリーの家で暮らすようになり、幸せな時間が過ぎていった。ところが、サリーが突然外国へ旅立った後、ふとしたことから盗癖を持つ水絵が警察に捕まり、ふたりの間は引き裂かれてしまう。そして一年後、出所した水絵は導かれるようにテルと再会を果たす。









 ラストレター 2020年(令和2年年)  ★★★     らんまん 2023年(令和5年)NHK連続テレビ小説 ★★★★
出演: 松たか子 広瀬すず 庵野秀明 森七菜    主演: 神木隆之介 浜辺美波 志尊淳 佐久間由衣  
あらすじ あらすじ
手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。姉・未咲の葬儀に参列した裕里は、未咲の娘・鮎美から、未咲宛ての同窓会の案内状と未咲が鮎美に遺した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるため同窓会へ行く裕里だったが、学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう。そこで初恋の相手・鏡史郎と再会した彼女は、未咲のふりをしたまま彼と文通することに。やがて、その手紙が鮎美のもとへ届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎と未咲、そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出をたどりはじめる。 1867年(慶応3年)、土佐の佐川村。造り酒屋「峰屋」に生まれた5歳の槙野万太郎は病弱だが植物が何より好きな少年。1871年(明治4年)6月、9歳になった万太郎は学問所「名教館(めいこうかん)」に入門する。そこで学頭の池田蘭光から「本草綱目」を教えられたのをきっかけに勉強に励み、植物画を模写する。1874年(明治7年)春、万太郎12歳の時、名教館は閉鎖され小学校に変わるが、退屈な授業はそっちのけで博物画を模写していた万太郎は退学になり、独学で植物の勉強を続ける。1881年(明治14年)、万太郎は内国勧業博覧会に「峰屋」の酒を出品するため竹雄と上京する。その会場では、和菓子屋の娘西村寿恵子に一目ぼれする。一番の目的であった博物館に行き野田基善と里中芳生に会って植物学について話を聞き、「植物分類学」の世界を知るが、竹雄に諫められ、高知に帰った万太郎は峰屋の若旦那として一時は植物学をあきらめる。しかし、自由民権運動家の早川逸馬や、アメリカを知る中濱万次郎と出会い、植物学の道に進むことを決意。祖母タキの理解を得て、峰屋を姉の綾にまかせ、竹雄と東京に旅立つ。



 年(年)  ★★★    年(年) ★★★
出演:    主演:
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